「なんだか最近、やる気が出ない」「疲れが取れない」「イライラしやすい」と感じていませんか?
もしあなたが40代以降の男性なら、その不調は単なる疲れやストレスではなく、男性更年期障害(LOH症候群)かもしれません。
この病気は、男性ホルモンであるテストステロンの低下が原因で起こりますが、適切な治療で改善が可能です。テストステロン補充療法や漢方薬など、様々な治療法があります。
一人で悩まず、まずは専門医として泌尿器科へ相談することが、元気を取り戻すための第一歩です。
この記事では、あなたの悩みを解決する最新の治療法を、専門医の視点からわかりやすく解説します。
1.もしかして「その不調」、男性更年期障害かも?
「最近、なんだかやる気が出ない」「疲れがとれにくい」「イライラしやすくなった」と感じていませんか? これらの不調は、単に年齢のせいだと片づけてしまいがちですが、それはもしかすると男性更年期障害(LOH症候群)のサインかもしれません。
男性更年期障害は、女性の更年期障害と同様に、ホルモンバランスの変化によって引き起こされる病気です。特に、男性の活力を支える男性ホルモン(テストステロン)の分泌量の低下が原因とされています。テストステロンは、筋肉や骨の形成、性機能の維持だけでなく、精神的な安定や意欲にも深く関わっています。そのため、このホルモンが減少すると、心身にさまざまな不調が現れるのです。
主な症状は、精神的な不調(抑うつ、不眠、集中力の低下など)、身体的な不調(疲労感、筋力や性機能の低下、ホットフラッシュ(汗をかきやすい)など)です。これらの症状は、日常生活や仕事のパフォーマンスを低下させるだけでなく、精神的なストレスも増大させます。
「まだ40代だし」「気のせいだろう」と放置せず、もし思い当たる症状があるなら、それは身体からのSOSかもしれません。適切な治療で改善できる病気なので、一人で悩まずに、まずは専門医に相談することから始めましょう。
2.専門医が教える男性更年期障害の最新治療法
男性更年期障害(LOH症候群)は、適切な診断と治療を受けることで、心身の不調を改善し、再びエネルギッシュな生活を取り戻せます。ここでは、専門医が行う主な治療法を2つご紹介します。
治療法1:テストステロン補充療法
男性更年期障害の根本的な原因であるテストステロンの低下を直接的に補う治療法です。注射や塗り薬、貼り薬などで体内にテストステロンを補充します。この治療は、症状の改善に最も効果的とされており、「やる気が出ない」「疲れやすい」といった身体的な不調だけでなく、「イライラする」「抑うつ気分になる」といった精神的な症状も改善できます。
治療法2:漢方薬治療
テストステロン補充療法が副作用のためできない方、心血管系疾患、、多血症、体液貯留、前立腺肥大症、前立腺癌、睡眠時無呼吸症候群がある場合には漢方薬による治療が選択肢となります。漢方薬は、個人の体質に合わせて処方されるため、副作用のリスクが少なく、身体全体のバランスを整えながら症状を改善できます。特に、自律神経の乱れや精神的な不調、身体のほてりや発汗など、西洋医学ではアプローチしにくい症状にも効果が期待できます。
3.男性更年期障害の治療で元気を取り戻した事例
男性更年期障害(LOH症候群)は、適切な治療によって、長年悩まされてきた心身の不調から解放され、再び活気ある生活を取り戻せます。ここでは、実際に当院で治療を受け、元気を取り戻した患者さまの事例をご紹介します。
50代の男性Aさんは、数年前から仕事への意欲が低下し、何事にもやる気が出ない状態が続いていました。また、慢性的な疲労感に悩まされ、趣味だったゴルフも楽しめなくなってしまったといいます。
「これは年齢のせいだろうか」と諦めかけていたAさんは、当院を受診。血液検査を行ったところ、男性ホルモンであるテストステロン値が低く、男性更年期障害と診断されました。
Aさんは医師の指導のもと、テストステロン補充療法を開始、治療を続けるうちに、Aさんの症状は劇的に改善。だるさがなくなり、朝もすっきりと目覚められるようになりました。すると、仕事に対する集中力や意欲も次第に回復。そして、以前のように身体が軽くなったことで、長らく遠ざかっていた趣味のゴルフも再開できるまでになったと、喜びの声をいただきました。
この事例が示すように、男性更年期障害は、正しく診断し、適切な治療を行えば、元の元気な自分を取り戻すことができるのです。
4.男性更年期障害の治療は泌尿器科で
私は、泌尿器科の専門医として、男性更年期障害に悩む多くの男性が、再び活力を取り戻せるよう、全力でサポートしています。
「やる気が出ない」「疲れやすい」といった不調は、年齢のせいだと片づけられがちですが、それは適切な治療で改善できる病気かもしれません。この病気は決して珍しいものではありません。一人で悩まずに、まずは専門医に相談してください。



