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コンジローマの手術をお考えの福岡在住の方へ―福岡薬院ひ尿器科コラム

2024年02月20日

コンジローマの治療の病院をお探しの福岡在住の皆様へ、治療や手術についての情報をお届けします。コンジローマは性感染症の一種で、早期の治療が重要です。手術はその治療の一環として検討されることもありますが、安心して治療を進めるためには正しい情報が欠かせません。この記事では、コンジローマの基本的な知識や治療、手術についてご紹介します。健康な未来のために、正確な情報を得て、適切な治療を受ける一歩を踏み出しましょう。

1.コンジローマとは、原因と特徴

コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされる性感染症の一種です。外陰部、陰茎、肛門周囲、口腔咽頭などにイボのような腫瘤(しゅりゅう)ができます。

 

⑴原因

コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスは、200種類以上の型が存在します。そのうちの一部がコンジローマの原因となります。コンジローマ自体は癌化のリスクは低いですが、複数のイボをつくります。

感染経路は、主に性交やオーラルセックスなどの性行為によって感染します。また、皮膚の傷から感染する場合もありますので、感染している人の手やタオル、浴槽などの共用物品によっても感染する可能性はゼロではありません。

 

⑵特徴

コンジローマの特徴的な症状は、性器やその周辺にできるイボです。イボは、ピンク色や褐色で、大小さまざまな形状をしています。また、触ると柔らかく、表面がざらざらしていることが多いです。

 

2.コンジローマの治療方法

コンジローマの治療は、外科療法と薬物療法が基本です。

 

⑴外科療法

外科療法は、電気メスやレーザー、液体窒素などを使用して、イボを切除したり、焼却したりする方法です。

・電気メス治療

電気メス治療は、電気エネルギーによってイボを切除する方法です。最も強力で、病変が大きく、特に広範囲にわたる場合には有効です。局所麻酔で行いますが、電流を痛みとして感じる場合もあります。多発してる場合は脊椎麻酔で行うこともあります。

 

・レーザー治療

レーザー治療は、レーザー光線によってイボを焼灼する方法です。

傷害深度が浅く、術後の患者さんの負担が軽い方法です。局所麻酔をするので、痛みを感じることはありません。ただし、レーザー治療のみ行う際はイボ周辺にウイルスが拡散するリスクがあります。そのためイボの周辺から照射していき、皮膚の深層まで焼灼するので、手術痕が残る可能性があります。

 

・液体窒素治療

液体窒素治療は、液体窒素の冷気によってイボを凍結させる方法です。局所麻酔は必要なく、広範囲に使用できます。ただし、患者さんによっては痛みを感じる可能性があります。

 

手術の方法には医療機関により異なるため、治療方針を決めるときに確認されることをおすすめします。

 

2.薬物療法

薬物療法は、塗り薬や飲み薬を使用して、イボを小さくしたり、消失させたりする方法です。

・ 塗り薬:塗り薬は、イボに直接塗布して使用する方法です。自分の免疫を高めてコンジローマを治しますので皮膚炎が赤くなることがあります

 

3.手術のメリット・デメリット

コンジローマにおける外科療法は、イボを切除したり、焼却したりする方法です。

⑴メリット

・高い治療効果

外科療法は、イボを完全に取り除くことができるため、高い治療効果が期待できます。

 

・短期間での治療

1回の治療でイボが消失する場合もあり、短期間での治療が可能です。

 

・再発のリスクが低い

薬物療法と比較すると、再発のリスクが低いと考えられています。

 

⑵デメリット

・痛みや出血がある

電気メスやレーザー治療では、局所麻酔を行うため、局所麻酔の注射の痛みのみで電気メスによる痛みを感じることはほとんどありません。しかし、液体窒素治療では、局所麻酔を行わないことが多いため、痛みを感じる場合もあります。また、治療後は出血することもあります。

 

・瘢痕(はんこん)が残る可能性がある

電気メスやレーザー治療では、瘢痕が残る可能性があります。

 

・費用がかかる

薬物療法と比較すると、費用がかかります。

 

治療方法の選択は、症状や患者様の希望に合わせて行われます。その特徴やリスクを知った上で判断しましょう。

 

4.手術の注意点・ポイント   

手術の注意点をお伝えします。

・治療前には、必ず医師に相談する

コンジローマ手術は、症状や患者様の希望に合わせて選択されます。また、治療にはリスクが伴うため、必ず医師に相談し、不安を解消した上で治療を受けるようにしましょう。

 

・治療後は、感染予防に注意する

コンジローマは、再発しやすい疾患です。治療後は、ヒトパピローマウイルスへの再感染に注意しましょう。

 

・治療後も、定期的な検診を受ける

コンジローマは、再発しやすい疾患です。治療後も、定期的な検診を受けるようにしましょう。3-4ヵ月はたたないと完治したとはいえず注意深く陰部などをみていくことが重要です。再発が疑われたら早めに病院を受診してください

 

これらの治療や手術は泌尿器科にて行えますので、ご心配な方は検査と治療をお早めにご検討ください。

お気軽にお問い合わせください。

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