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男の子の泌尿器疾患、包茎について-福岡薬院泌尿器科コラム

2023年03月20日

尿道口が露出できず排尿障害になって、尿路感染などの炎症を繰り返す場合は治療が必要です。

 

一例をご紹介します。

・亀頭包茎炎

原因菌はブドウ球菌が多く、赤く腫れ、痛み、膿など症状が繰り返します。触れるとかなり痛みますが、包茎炎の場合、尿道には炎症はなく、排尿痛もないでしょう。

・包皮のふくらみ

排尿時に包茎部分が風船状にふくらみ、排尿の方向が定まりません。尿が飛び散るためトイレを汚してしまいます。

 

このように問題があると体の負担だけでなく、劣等感を感じて心にも負担がかかる可能性があります。放置せず早めに泌尿器科を受診されることをお勧めします。

 

主な治療方法は軟膏と手術です。

・軟膏

包皮を柔らかくして剥けやすくする治療として、1か月ほどステロイド軟膏を使用します。使用期間が短く使用範囲が狭いため副作用は心配ありません。かなり効果は期待できますが、その後も入浴時など包皮を剥いてもとに戻らないようにケアしてあげてください。しかし剥いた包皮は必ず戻してください。戻さないと1日たって腫れあがり元に戻らなくなり手術が必要な場合があります。

・手術

ステロイド軟膏で効果が出ない場合やまったく亀頭がみえない状態の時には包皮切除を検討します。

 

まとめ

最後に日常生活で気を付ける事をご紹介します。

・お風呂で優しく洗い清潔に保つ

 

実は、医学的には積極的な治療はほとんど必要ありません。世界的にみると、幼い子供の包茎治療は宗教上や風習によるものが多いのです。

あまり神経質になる必要はありませんが、日常の中で少し気にしながら、異変があれば泌尿器科の専門医にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。

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