今回は泌尿器科で関する検査をされる場合のお話です。
検査の種類
健康診断の指摘を除けば「腎臓が悪くて…」と受診される方はまれだと思います。
多くは排尿時の症状、例えば血尿や頻尿などで受診されます。まずは問診と尿検査を行い、血液検査や超音波検査(エコー検査)を行います。
尿検査では、色や濁り、血尿の有無、たんぱく尿、尿糖など確認します。
血液検査では、腎機能を知る指標として、尿素窒素や血清クレアチニンの値を知らべます。
超音波検査では、腎臓の画像を映し出し、結石や腫瘍、嚢胞などの有無を確認します。尿検査だけでは腎疾患はわかりづらく、画像検査が必須となります。この検査はお腹やわき腹、背中、腰あたりにかけて専用の潤滑液と器具で行います。服や下着はつけたままで、必要な個所だけ服をめくっていただきます。
さらに精密検査が必要と判断した場合は、CT検査や尿の細胞診検査など行います。これらの検査により、癌や腫瘍、結石などを確認できます。
費用や時間
費用や時間は気になるところです。精密検査は予約が必要、3割負担で10000円前後係る場合もあります。その他は診察とは別に1~2時間ぐらい多めに時間を考えていただければよいと思います。
まとめ
腎臓は沈黙の臓器ともいわれ自覚症状がないうちに進行することもあります。
そうなると透析や移植など必要になり、日常生活がかなり制限されますので、身体がむくんだり、自覚症状がない場合も多いですので何かお気づきの点がありましたら当院へ気軽に受診ください。