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更年期における泌尿、反覆感染について-福岡薬院泌尿器科コラム

2023年01月23日

原因菌が反覆感染していると考えられますが、いったいなぜ更年期の時期に繰り返し感染してしまうのか、メカニズムをご紹介いたします。ご参考になれば幸いです。

 

更年期とは

40歳代後半から50歳代の閉経前後の5年間を指します。この時期はホルモンバランスが大きく変わり、心身にいろいろな影響が出てきます。

 

例えば、のぼせ、ほてり、めまい、不眠、気分の落ち込み、憂鬱等様々です。女性の方が顕著ですが、男性の更年期障害もありますので男女共に次のステージへ行くための準備期間とも言えます。

 

更年期の女性の泌尿器疾患

膀胱炎だけでなく、残尿感や頻尿を訴える方も多くなります。

また、膣炎や外陰部の痒み、おりものの増加など不快な症状が増えます。

泌尿器科だけでなく産婦人科と力を合わせて取り組む必要があります。

 

原因として考えられるのが、エストロゲンの減少です。これにより粘膜の乾燥が進み様々な不快な症状を引き起こします。具体的には膣内や尿道の粘膜が乾燥し、細菌侵入・増殖がしやすい環境になっています。エストロゲンの低下が尿漏れの原因になりこともあります。

 

女性は尿道が短いため、男性に比べ細菌感染しやすく、膀胱炎なども再発しやすくなります。清潔に保つなど予防も大切です。

 

最後に 

泌尿器の治療と併せて検討いただきたい事が二つあります。

まず、更年期世代から増加するのが「がん」です。泌尿器の疾患であっても、この受診をきっかけに、膀胱癌や乳がん、子宮頸がん等の検査をされることをお勧めします。

 

次に当院ではホルモン補充療法は行っておりませんが、閉経後に膣のかゆみ、乾燥、性交痛などがある患者様にはレーザーによる簡単に言えば膣のアンチエイジングを行っております。女性医師によるレーザー治療も可能ですがのでお気軽にお問い合わせください。

お気軽にお問い合わせください。

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受付時間:平日9時〜17時。

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