尿路結石
尿に含まれるシュウ酸やカルシウムが固まり、尿路にできた石の事です。
できる場所により、腎結石、尿管結石、尿道結石、膀胱結石と言われます。
腎結石と時にはスペースがありますので血尿がでることはあまりありませんが、尿管にはまり込みますと痛み、血尿が出現することが多いです。尿管結石は尿管につまることにより腎臓内の圧が上昇して痛みがでます。大きいから、小さいから痛みが変わるわけではありません。
特に、尿管結石は背中からわき腹、腰に激しい痛みが走り、三大激痛(群発頭痛、痛風、尿管結石)の一つともいわれています。あまりの痛さに救急車で運ばれる方もいらっしゃるほどです。
その原因とは
動物性脂肪やアルコールなどの摂りすぎが考えられます。
男女比率では男性の方が多く、男性は尿路が長い事や食生活や生活習慣が関係しています。また年齢別では、男性では40歳代が多く、女性では閉経後の50歳代以降が発症しやすいようです。
生活習慣が大きく影響するため、肥満や高血圧、糖尿病の患者さんが発症しやすい傾向にあります。
治療方法
小さい石なら自然に排出されるのを待つ場合もあります。
大きいものは対外衝撃波治療や内視鏡を使っての摘出など行います。
尿路結石以外の血尿の原因
「膀胱炎、がん(膀胱がん、前立腺がん、腎細胞がん、腎盂尿管がん等)、前立腺肥大症、腎盂腎炎等」です。どの疾患もできるだけ早く治療を開始することが大切です。
最後に
血尿は無色や薄い色の場合もあります。目に見える赤い尿の場合は原因となる病気が進行している場合が考えられます。少しでも気になる場合はできるだけ早く泌尿器科を受診して下さい。当院では最新の手術設備と入院設備を備えておりますので安心して治療を受けていただけると思います。