092-761-3001
〒810-0022 福岡市中央区薬院2-5-20
平日
9:00-12:30 / 14:00-17:30
土曜
9:00-12:30

感染症の症状についてby福岡薬院泌尿器科

2022年12月03日

ウイルスや細菌などでおこる感染症は、泌尿器にも起こります。どのような症状があるのか詳しくお伝えして参ります。

 

まず、感染症とはどういうものでしょうか。私たちは目に見えない細菌やウイルス、真菌、寄生虫にさらされています。そのような微生物のうち感染症を引き起こす病原体が我々の体内に侵入し増殖することで病気を引き起こします。

 

目に見えないためどこから侵入してくるのかを知ることが大切です。

多くは、感染者(動物含む)の排泄物・血液・嘔吐物・保菌者の触れた食品などです。

対策としては、感染源の隔離や消毒が有効と考えられています。昨今のコロナウイルスの対策がまさに感染症対策と言えます。

 

感染経路の多くは、接触感染・飛沫感染・空気感染が考えられます。ソーシャルディスタンス、うがい手洗い、アルコール消毒が有効なのもうなずけます。

 

さて、泌尿器の感染症といえば、尿路感染症がまず挙げられます。尿道の入り口から大腸菌などの細菌が侵入し、尿の通り道で繁殖し炎症を起こします。ただ本来は侵入した細菌は排尿により体外へ排出されます。ただし、体力が落ちて免疫力が下がっていたり、女性であれば女性ホルモンが低下することにより細菌が侵入しやすくなります。必ずしもトイレを我慢したからといって膀胱炎になるわけではありません。

膀胱まで細菌が到達し増殖することで起こるのが膀胱炎、腎臓まで到達すると腎盂腎炎になってしまいます。また男性だと前立腺へ細菌が到達し前立腺炎になる場合もあります。

 

最後に、予防のために日常生活で気を付ける事をご紹介します。

・排尿時痛、残尿感、頻尿の膀胱炎の症状がある場合は水分摂取を積極的に

・排便後は細菌が尿道から入らないように前から後ろへ拭くことが大切です。
・温水洗浄便座が原因で膀胱炎になることがありますので使用するのを控えましょう。
・生理用ナプキンを長時間替えずに着用していると菌が増殖しやすくなるため、こまめに替える、またはタンポンに変えてみましょう。
・性交渉が原因のこともありますので、行為の前にシャワーを浴びることや終わった後は早めにトイレに行きましょう
・香辛料などの刺激物は控えましょう
・疲れストレスをためないようにしましょう。
・再発を繰り返す膀胱炎にはクランベリージュースが効果があるとの研究もあります。

・陰部の清潔を心掛ける。

 

症状があれば早めに泌尿器科を受診いただき、検査と治療を受けていただければ、抗生剤などで比較的早く回復します。放置して重症化してしまう前にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。

092-761-3001

受付時間:平日9時〜17時。

一覧に戻る

オンライン診療「クリニクス」