泌尿器科を受診するのに、性病だと恥ずかしいと思われる方が多いようです。
恥ずかしい気持ちを少しでも和らげ、泌尿器科を受診していただけるよう性病についてお伝えしていきます。
性病にはいろいろな種類がありますが、実は必ずしも性行為によって感染するものではなく、母子感染や家族間のタオルの共有やトイレの便座によって感染する疾患もあります。
感染リスクは誰しもあり得るのですが、恥ずかしいと思われるのは、名前のインパクトや疾患の正確な情報があまり知られていないからではないでしょうか。
一部の性病において、昔は不治の病と恐れられたものの、現代は医療も進み、効果のある治療薬も開発されています。治療のタイミングが遅れなければ完治するのがほとんどです。ただし、放置してしまうと、他人へ病気を広げるなど、場合によっては命を落とす危険もあります。
「仕事が忙しいし、自覚症状はあるけどたいしたことないし」などと自己判断せず病院受診をしていただきたいと思います。
インターネット等で簡単に病気の情報を得ることはできますが、それだけでは恥ずかしさの全ては消えませんよね。
当院では、「恥ずかしい」気持ちを乗り越えて受診していただいた患者様に、「来てよかった」と思っていただけるよう努めております。例えば、診察をする際も無駄な露出避け、専用のタオル等準備しています。基本的に患者様が拒否される検査や治療は行いませんが、必要な検査などはしっかり説明させて頂き、ご了解を得てから行います。(露出が必要な場合でも女性スタッフには見られないようにカーテンを使用します。しかし検査が必要な場合には女性スタッフが検査の道具を持ち、カーテン内に入ってきますが痛みはまったくない検査になりますのでご安心ください。
最後に、近年全国的に梅毒が増加傾向にあり、福岡県でも増加しており社会問題となりつつあります。一部の方がかかる病気ではなく、いつだれが罹患してもおかしくない常況になっています。少しでも心当たりのある方は、まず、お問い合わせください。