男性の皆様、デリケートゾーンにかゆみを感じることはありませんか?そんな時は泌尿器科の受診をご検討ください。
どういった場合にかゆみを感じるのか、泌尿器科を受診したほうが良い理由を今回は男性に絞ってお伝えしていきます。
デリケートゾーンつまり股間や局部など、男性の場合は男性器である亀頭、陰茎、陰嚢などです。
ずっとかゆい場合だけでなく、汗をかいたときや夜だけかゆいということもあります。
実はかゆみの症状の原因となる病気は様々で、多くは皮膚の炎症や湿疹を起こす病気です。市販の軟膏で対処するよりも泌尿器科を受診していただければと思います。
原因となる病気の例として、主に以下のものがあります。
・亀頭包皮炎(原因は感染症ではない場合がほとんどですが細菌やカンジダが原因のこともあります。)
・陰嚢湿疹(汗など蒸れやすい環境や下着のすれ、又は乾燥する冬にも生じやすいアトピーの方も起こりやすい。性病等ではないので他人へは移らない)
・クラミジア(原因菌はクラミジア菌、日本で最も多性感染症と言われる。排尿痛や痒みなど感じることがある。排尿時痛や排尿時違和感、尿道の痒み、サラサラとした膿で感じることがある)
・淋病(原因菌は淋菌、クラミジアよりも症状が強く強い排尿時痛、クリーム状の膿がでることがある)
・性器ヘルペス(痒みから水ぶくれ、粘膜のえぐれができ痛みを感じる)
・水虫(別名いんきんたむし、股部白癬)
・毛じらみ(性行為以外にもタオルや寝具から感染の可能性もある)
当院で治療される際にも患者様自身が心掛けていただきたいのが、「患部を清潔に保つ」ということです。清潔にしたいからと洗いすぎもよくありません。ある調査によると、10代の半数近くは陰部のかゆみを経験しているそうです。ありふれた症状ではありますが、たかが「かゆみ」と侮らず、早めに泌尿器科へご相談ください。