トイレで出血!男性が泌尿器科へ来られるきっかけの一つです。
泌尿器科を受診される男性の出血についてお伝えしていきます。
排尿時に便器が真っ赤、目に見える血尿は誰でも驚かれると思います。この時にすぐ泌尿器科を受診していただけるといいのですが、案外、「まだ1回だし、少し様子をみよう。次に血尿でたら考えよう」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。もし、目に見えるほどの血尿が1回でも出ていれば、泌尿器になにかしらの異常があると思ってください。
もちろん検査をしないとはっきりわかりませんが、膀胱がんなど重篤な病が隠れている場合もあります。軽く考えず、まずは受診をお願いします。
では、受診の際の流れですが、
まず、受付後、問診表に記載します。ポイントとしては、血尿の色や濃さ、血尿以外の痛みなど他の症状はあるか、時期や回数等できるだけ詳しく書いていただくことが大切です。それを元に医師からさらに問診があります。これは今までの血尿の状態を確認し、 緊急性がある血尿に対する処置が必要かどうか重要な情報となります。
血尿により考えられる疾患ですが、軽いものから重篤なものまでいろいろ考えられます。例えば、膀胱がん、尿路結石、前立腺肥大症、膀胱炎などは比較的多い疾患です。それ以外でも、腎臓や尿管、前立腺に関わるがん、などがあります。珍しい症例ではナットクラッカー症候群というのもあります。
次に検査ですが、尿検査、血液検査を中心に、尿細胞診検査、超音波検査等行います。また、膀胱内視鏡検査やCT検査、MRI検査など行う場合もあります。
しっかり検査もして早期に治療に入る事が何より大切です。
1人で悩まれず、まずは当院へご相談ください。お待ちしております。