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前立腺がんの治療を決めるのは難しい!?③

2018年05月30日

その他の治療法(HIFU ホルモン治療 経過観察)

これまでは前立腺がんに対する手術、放射線治療について書きましたが、今回は高密度焦点超音波療法(HIFU)、ホルモン治療、厳重経過観察についての利点、欠点について説明します。

①高密度焦点超音波治療(HIFU)

肛門より器具を挿入し、その先端から前立腺にむけて強力な超音波を出し、がん細胞を熱凝固壊死させます。治療成績は手術と同程度です。前立腺が大きな場合はホルモン療法にて小さくしてから行う場合があります。入院期間は3泊4日です。当院では100例以上の経験があります。

主な利点 
他の治療よりも合併症が少ない。
治療後に再発した場合も手術、放射線などの他の治療方を行うことができます。
再発した場合、何回でもHIFU治療を行うことができる。

主な欠点
保険診療ではなく自費診療になります。自費にて80万円程度になります。
他の治療法に比べて尿道狭窄の頻度が高いです。

②ホルモン療法

前立腺がんは男性ホルモンで進行しますので、進行を遅らせるために男性ホルモンを低くする治療法です。また外照射療法と組み合わせることにより治療効果を高めます。
また前立腺を小さくする目的で使用する場合もあります。

主な治療方法 皮下注射 4週間に1回または12週間に1回
       飲み薬 1日1回の内服 皮下注射と併用することが多いです
       注射の代わりに精巣摘除術(通院困難な方などに行うことがあります)

主な利点
他の治療法に比べ最も侵襲性が低い

主な欠点 
進行を遅らせているだけですので、根治治療(体の中からがん細胞をなくす)にはなりません。数年で効果が乏しくなることもありますが、最近は新しいホルモン治療薬が登場したため効果がなくなった場合でも色んな選択肢があります。
短期の副作用として男性の更年期障害(のぼせ、ほてり、急な発汗)、性機能障害、乳房の症状が起こることがあります。長期になると骨粗鬆症になり骨折のリスクになります。

③PSA監視療法

低リスクの前立腺がんに対しすぐに治療せず、PSAなどにて経過をみていき治療が必要になった場合に治療に移行する方法です。1年後の前立腺生検が必ず必要になります。

主な利点
治療しないためもちろん副作用が出現しません。

主な欠点
無治療の間に病状が進行する可能性があります。

以上前立腺がんの治療方法の利点、欠点について書いてきましたが、皆さんいかがでしょうか?これを読まれても悩まれる方が多いのではないでしょうか?前立腺がんの治療は主治医の先生とご相談の上に納得して決めましょう!

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