女性の尿のお悩み
女性の皆さん尿のトラブルを抱えていませんか?
恥ずかしくて病院に行くことをためらってはいませんか?
尿を溜めることに関する症状として昼間頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感(急に尿意がありトイレに駆け込む)、尿漏れがあります。
尿を出す症状として尿勢低下、尿線途絶、腹圧排尿などがあります。
尿を出した後の症状として残尿感、排尿後尿摘下があります。
これらの女性の尿の症状を総合して下部尿路症状と言います。
女性の下部尿路症状による医療機関への受診は9%と言われており、羞恥心や年齢からの諦めからかなかなか受診できていない人が多いようです。
女性の下部尿路症状のリスクとして肥満、出産、加齢、便秘、骨盤手術などがあります。
経腟分娩を経験した女性は帝王切開のみの女性より下部尿路症状を有する確率が約6倍も上昇します。
病気によって効果のあるものとないものがありますが、まずは生活指導を行います。生活指導では重度の便秘の改善、過度のコーヒーやアルコール摂取、水分摂取を控えることです。また長時間の座位や下半身の冷えを避け適度な運動をすることです。一番関係があると言われているのは肥満で、体重を減らすことによって頻尿、尿意切迫感、尿失禁が改善すると言われています。
次のステップは理学療法です。尿失禁に対する理学療法として骨盤底筋体操があります。骨盤底筋体操を骨盤内の筋肉を鍛えることにより尿失禁を改善する効果があります。侵襲性はなく良い治療方法なのですが、多くの女性はどこの筋肉をどのように鍛えるかを理解できておりません。
当院では女性専門外来にて女性の医師、スタッフが骨盤底筋体操も含め指導、対応しておりますのでぜひこの機会に受診してみてはいかがでしょうか。
骨盤底筋体操だけでなく、その他の治療も女性の医師が診察しております。
さぁ皆さん尿のトラブルがあるかたは一度受診してみてはどうですか。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
(女性専門外来は主に予約制で行っております)