コンジローマ治療は長期?
尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)による感染症です。
性行為によりHPVに感染した部位との接触によって感染します。
感染後に見た目でわかる大きさになるまで3週間~8ヶ月間かかります。
接触した部位に感染するため、感染部位は亀頭、包皮、肛門周囲などで様々です。肛門などの性器以外の病変に接触する場合があり、コンドームでは予防できない場合があります。
基本的に診断は視診(見た目)で行いますが、確定診断は組織を採取し診断します。見た目はカリフラワー状、鳥のトサカ状と表現されることがあります。
治療はポドフィリンという薬液をつけます。小さなものであればポドフィリンで良くなります。もうひとつ内科的治療としてイミキモド5%クリームを患部に塗る方法もあります。自分の免疫を賦活させ治療します。週3回、隔日にクリームを病変に塗り、その後6-10時間後に洗い流します。副作用として塗った場所に発赤などの皮膚病変ができ痛みを伴う場合もあります。
コンジローマが多発し大きなもの、尿道内にあるものなど内科的治療が困難な場合は、電気メスにて外科的切除を行います。視診にでてくるまでに3週間~8ヶ月間かかりますので、外科的治療後も見た目では見えてない所に再発の可能性があります。少なくとも3ヶ月は再発がないか経過観察が必要です。
皆さんも上記を理解し根気よく治療をしていきましょう。
コンジローマ画像