「泌尿器科の入院が決まったけれど、どんな準備をすればいいの?」「入院中はどんな流れで治療が進むのだろう」。初めての入院を控え、不安を感じている方は少なくありません。泌尿器科医として多くの患者さまの入院をサポートしてきた経験から、入院に対する不安のほとんどは、「知らないこと」から生まれるものだと感じています。
前立腺の手術、尿路結石の治療、膀胱腫瘍の処置など、泌尿器科で入院が必要になる場面はさまざまですが、入院の基本的な流れや準備することは共通しています。
この記事では、泌尿器科への入院が決まった方に向けて、入院当日から退院までの流れ、事前に準備しておくべきもの、そして入院生活を快適に過ごすための工夫を、医師の立場から分かりやすく解説します。
1.入院・手術が決まったらまず確認すること
入院・手術が決まったら、必要な手術前検査を行い、看護師から入院の説明があります。まず医師や看護師から渡される「入院のしおり」や「入院日程表」をしっかり読みましょう。入院日、入院期間の目安、手術の予定日時、必要な書類、持参する物などが記載されています。説明時に渡した、手術・麻酔の説明書類、入院に必要なもの、入院日時・入院期間の目安などが記載されてます。を必ずご自宅で目を通しましょう。
分からないことや不安なことがあれば、遠慮なく医療スタッフに質問してください。
入院手続きに必要な書類は、一般的に以下のものです。
* 診察券
* マイナンバーカード(または健康保険証)
* 入院承諾書
* 限度額適用認定証(お持ちの方)
* 医療費受給者証(該当する方)
* 介護保険被保険者証(40歳~64歳でお持ちの方)
特に「限度額適用認定証」は、高額な医療費の支払いを一定額に抑えるために重要です。事前に加入している健康保険に申請し、取得しておくことをお勧めします。
2.入院に必要な持ち物リスト
入院生活を快適に過ごすため、以下のものを準備しましょう。
必須のもの
* 現在服用中の全てのお薬とお薬手帳
* 下着 手術を受ける方はブリーフが推奨されます(術後に血尿などで汚れが必要な方はパンツ式オムツ1枚単位で購入可能)
* パジャマ(病衣の貸出サービスがある病院もあります)( 寝巻(普段使用してるもので結構です))
* タオル、バスタオル
* 洗面・入浴道具(シャンプー、ボディソープ、歯ブラシなど)
* スリッパ、または履きなれた靴
* ティッシュペーパー
* コップ、湯飲み(割れないもの)
* 充電器(スマートフォン、タブレット用)
* 読書用の本や雑誌
* 大部屋の方で音楽や動画など見られる場合はイヤホン
* マスク(手術に付けて行きます)
特に注意していただきたいのは、現在服用中の全てのお薬です。入院時に医師が内容を確認し、入院中も継続するか、一時的に中止するかを判断します。お薬手帳も忘れずにご持参ください。
貴重品や高額な物品の持ち込みは避け、入院に最低限必要なものだけをお持ちください。
3.入院当日から手術までの流れ
入院当日は、指定された時間までに来院します。駐車場はありますが、入院期間中の利用はできませんので、お車でのお越しはご遠慮ください。
入院当日の一般的な流れ
* 指定された時間入院受付し病室へ案内
* 看護師から病院内の説明、連絡先や既往歴、生活習慣などの聞き取り
* 検温、血圧測定、身体測定
* 医師から手術の詳しい説明(手術の内容、リスク、術後の経過など)
* 同意書へのサイン
* 12時 昼食
* 18時 夕食
* 21時 消灯
手術前日は、通常通り食事ができますが、手術当日の朝は絶飲食となることが一般的です。医師の指示に必ず従ってください。眠れない場合は、安定剤を服用できますので、看護師にご相談ください。
また、ご家族などの面会については、13時~17時までになっております。
ただし、患者様の病状や診察、看護の都合により御面会をお断りする場合がございますのでご了承ください。
4.術後から退院までの過ごし方
手術後は、病室に戻り、ベッド上で安静にします。麻酔が切れると多少の痛みを感じることがありますが、痛み止めで管理しますので、我慢せずに看護師にお伝えください。
手術翌日の一般的な流れ
* 7時起床、検温、血圧測定
* 8時 朝食
* 尿道カテーテルを留置している場合、状態を見て抜去
* 12時昼食
退院日は、医師から今後の生活上の注意点や、次回の外来受診日についての説明があります。退院後も定期的な通院が必要になる場合が多いため、指示を守って経過を見守りましょう。
当院、福岡薬院ひ尿器科医院では、前立腺疾患、尿路結石、膀胱炎など、さまざまな泌尿器科疾患の診療を行っています。入院が必要な治療については、基本3人部屋になりますが、個室・2人部屋(別途料金必要)もございます。
また、女性医師による女性専門外来も完全予約制で開設しており、女性の患者さまも安心してご来院いただけます。ご不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。



