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福岡で受けられるクラミジア治療の最新情報―福岡薬院ひ尿器科コラム

2025年03月24日

「クラミジアに感染したかもしれない」と不安に感じていませんか?クラミジアは、早期発見と適切な治療が非常に重要な性感染症の一つです。放置すると、男女ともに様々な合併症を引き起こす可能性があります。しかし、適切な治療を受ければ、完治も十分に可能です。

 

この記事では、福岡でクラミジアの診療を行っている泌尿器科専門医の視点から、最新の治療法、治療の際の注意点などわかりやすく解説します。

1.クラミジア感染症の基礎知識

クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマティスという細菌が原因で起こる性感染症(STI)です。感染しても自覚症状がないことが多く、知らないうちにパートナーへ感染を広げてしまうリスクがあります。 

 

  • クラミジア感染症の特徴

・原因菌:クラミジア・トラコマティス 

・感染経路:主に性行為による感染 

・症状:男女ともに無症状のことが多く、放置すると尿道炎(精巣上体炎)や子宮頸管炎を引き起こすこともあります

・合併症:未治療のまま放置すると、不妊症や骨盤内炎症性疾患(PID)などの重篤な合併症につながる可能性あります。

 

自覚症状がなくても感染している場合があるため、定期的な検査が重要です。特に複数のパートナーがいる場合や、リスクのある行為をした場合は、早めの検査・治療を心がけましょう。

 

2.福岡の泌尿器科におけるクラミジアの最新治療法

 

福岡の泌尿器科では、患者さんの状態に合わせて、適切な治療法を提供しています。以下に主な治療法と、その特徴を解説します。

  • 抗菌薬による治療

・主な薬剤:アジスロマイシン、ドキシサイクリンなどの抗菌薬が使用されます。

・投与方法:内服薬になります。

・特徴:比較的短期間で治療が可能です。

・注意点:医師の指示に従い、処方された薬をきちんと飲み切ることが重要です。

自己判断で中断すると、再発や薬剤耐性菌の出現につながる可能性があります。

クラミジアは無症状のことも多いため検査で治っていることを確認する必要があります。しかし治っているが検査が陽性とでる期間がありますので3週間後を目安に再度受診していただき検査を行う必要があります。

 

  • パートナーの同時治療

・重要性:クラミジアは性行為によって感染するため、パートナーも感染している可能性が高いです。

・推奨事項:必ずパートナーも一緒に検査と治療を受けるようにしましょう。

・再感染予防: パートナーが治療を受けないと、再感染のリスクが高まります。

 

  • 治療後の再検査

・目的:治療の効果を確認し、再感染を防ぐために重要です。

・時期:クラミジア性尿道炎の診断してから3週間後を目安に検査を行います。

・重要事項: 医師の指示に従い、必ず再検査を受けるようにしましょう。

 

3.治療の際の注意点

クラミジアの治療を受ける際には、以下の点に注意しましょう。

 

・治療期間:治療期間は、使用する抗菌薬や症状によって異なります。医師の指示に従い、根気強く治療を続けることが大切です。

・治療中の性行為:治療中は、パートナーへの感染を防ぐため、性行為を控える必要があります。

・治癒していない)可能性:クラミジアは、症状が乏しいため完治しているか治療後も検査で確認する必要があります。

・自己判断での治療は避ける:市販薬や民間療法は、効果がないだけでなく、症状を悪化させる危険性もあります。必ず専門医の診察を受けるようにしましょう。

・保険診療について: クラミジアの検査・治療は基本的に保険診療で受けられます。

・治療費について: 治療費は医療機関や検査内容によって異なりますが、保険適用となるため比較的費用を抑えることができると思われます。

 

4.クラミジアの検査について

クラミジアの検査は、主に以下の方法で行われます。

・尿検査:男女ともに尿を採取して検査を行います。

・膣分泌物検査:女性の場合、膣分泌物を採取して検査を行います。

・咽頭ぬぐい液検査:オーラルセックスの経験がある場合、咽頭ぬぐい液を採取して検査を行うことがあります。

・尿道分泌物:尿道に白血球がいることがわかれば尿道炎の診断になります。

 

5.泌尿器科を受診する際の注意点

クラミジアで泌尿器科を受診する際には、以下の点に注意しましょう。

 

・症状の記録:排尿時の痛み、性器の異常などを記録しておくとスムーズです。

・既往歴、内服薬の情報を準備:過去にかかった病気、現在服用している薬などの情報をまとめておきましょう。

・保険証を持参:保険証を忘れずに持参しましょう。

・予約状況を確認:予約優先制の医療機関が多いため、事前に予約状況を確認しておきましょう。

・性感染症の検査:クラミジアだけでなく、他の性感染症の検査も検討しましょう。

・パートナーの受診:可能であれば、パートナーも受診しましょう。

・泌尿器科では女性のクラミジア感染症は診ませんのでパートナーの方は婦人科受診をしていただくことをお勧めします。

 

6.まとめ

クラミジアは、早期発見と適切な治療が重要な性感染症です。

治療法は、抗菌薬による治療が基本です。治療の際は、医師の指示に従い、根気強く治療を続けることが大切です。

また、性感染症はパートナーの治療も重要です。ぜひご自身だけでなく、パートナーも専門医の受診をおすすめします。

この記事が、福岡でクラミジアの治療にお悩みの方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

 

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