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福岡で受ける最新の尿路結石手術:専門医が解説する治療法と回復期間―福岡薬院ひ尿器科コラム

2024年10月21日

尿路結石は、多くの方が経験する可能性のある泌尿器科疾患の一つです。特に痛みが激しく、日常生活に大きな影響を与えることがあります。福岡県では、最新の医療技術を駆使した尿路結石の治療が可能で、症状や結石の状態に応じて最適な治療法が選択されます。本記事では、福岡で受けられる最新の尿路結石手術について、治療法や回復期間を専門医の立場から解説します。

 

1.尿路結石とは

尿路結石とは、腎臓、尿管、膀胱、尿道のいずれかに形成される固形物で、主にカルシウムやシュウ酸などが結晶化してできるものです。結石が小さい場合は、排尿とともに自然に体外に排出されることがありますが、大きくなると尿路を塞ぎ、激しい痛みを引き起こします。

 

例えば、30代男性が運動後に水分補給を怠ると、結石ができやすくなることがあります。結石の大きさや位置によって、血尿、頻尿、または尿が出にくくなるなどの症状が現れることがあり、治療方法も異なります。

特に、男性は女性よりも尿路結石を発症するリスクが高いと言われており、女性は閉経後にリスクが増加する傾向があります。また、年齢を重ねるにつれて、結石の発生頻度が高まることが知られています。適切な治療と予防が重要です。

 

2.福岡で受けられる最新の尿路結石手術

当院、薬院ひ尿器科で受けることができる手術についてご紹介します。

薬院泌尿器科では、尿路結石に対する内視鏡治療は福岡県内でもトップの症例数があります。近年体外衝撃治療は効果が不十分であるため内視鏡治療が選択されることが多くなってきております。それぞれの治療法を解説していきます。

 

・体外衝撃波砕石術(ESWL)

体外衝撃波砕石術は、体外から衝撃波を結石に向けて照射し、結石を砕く非侵襲的な治療法です。患者様への負担が少なく、手術後の回復が早いのが特徴です。特に、小さな結石に対して効果的であり、手術自体は短時間で終わります。この治療は外来手術として行われるため、入院の必要がなく、術後の痛みも比較的軽微であり、多くの場合、翌日には通常の活動に戻ることができます。ただし、結石の排出に伴う軽い痛みや不快感が数日続くこともあります。当院では行っておらず体外衝撃波治療が適応な場合は他院をご紹介させていただきます

 

・経尿道的尿路結石砕石術(TUL)

経尿道的尿路結石砕石術は、内視鏡を尿道から挿入し、レーザーなどで結石を直接砕く手術です。尿管結石や腎結石に適しており、結石が大きくても対応可能です。この手術は、内視鏡を使用するため、外科的な切開が不要で、身体への負担が少ないのが特徴です。通常は3泊4日の入院が必要ですが患者様の日程に合わせて2泊3日、1泊2日でも当院では行っております。尿管ステントが挿入されることが多くその不快感が出現する場合がありますが千差万別で挿入してみないとわかりません。日常生活に影響はありません。

 

・経皮的腎砕石術(PNL)

経皮的腎砕石術は、背中に小さな切開を行い、そこから内視鏡を挿入して結石を取り除く方法です。特に、大きな結石や複雑な形状の結石に対して有効です。この治療は1ヵ月間くらいの入院が必要になりますし他の治療法と比べると合併症も多いです。当院では行っておらず適応があれば原三信病院をご紹介させていただきます。

 

・土日での入院手術が可能

薬院ひ尿器科では、患者様の生活リズムに合わせた治療が可能です。入院設備が整っており、土日を利用した入院手術も対応しています。これにより、忙しい患者様でも治療を計画的に受けることができるため、社会生活や仕事への影響を最小限に抑えることができます。

当院は患者様一人ひとりの結石の状況に応じた最適な治療法を提供し、入院手術も柔軟に対応しています。最新の医療機器と高度な技術を持つ医師が、安心して治療を受けられる環境を整えています。

 

3.再発予防のための生活習慣

尿路結石の再発を防ぐためには、日常生活での予防が重要です。以下の点に気をつけて、健康的な生活を心がけましょう。

 

– 水分摂取: 1日2リットル以上の水分を摂取することで、結石の再発を防ぎます。

– バランスの取れた食事: 特にカルシウムとシュウ酸のバランスに注意し、結石を作りにくい食事を心がけましょう。

– 適度な運動: 定期的な運動で代謝を促進し、健康を維持します。

– 定期検査: 年に1回は泌尿器科での検査を受け、早期に異常を発見できるようにしましょう。

 

4.尿路結石手術:受診のポイント

尿路結石の治療は、早期発見と早期治療が鍵となります。以下のような症状がある場合は、速やかに泌尿器科専門医の診察を受けることをおすすめします。

 

– 激しい腹痛や背部痛

– 血尿

– 頻尿や排尿時の痛み

– 過去に尿路結石の既往がある

– 家族歴に尿路結石がある

– 慢性的な脱水状態が続いている

 

これらの症状や状況に該当する場合、または尿路結石に関して不安がある場合は、専門医による適切な診断と治療が必要です。

医療法人薬院ひ尿器科医院では、尿路結石を含む様々な泌尿器科疾患に対して、豊富な経験を持つ医師が丁寧に診察・治療を行っています。最新の医療機器を導入し、患者様一人ひとりに最適な治療法を提案しております。当院は福岡市内にあり、アクセスも良好です。尿路結石でお悩みの方は、早めにご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。

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