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夜間頻尿の新しい薬!?

泌尿器科を受診される患者さんで最も多くお困りになっているのは夜間頻尿である言っても過言ではないのでしょうか!

夜間頻尿とは、夜間に排尿のために1回以上起きなければならないという訴えであり、そのことを困っている状態のことをいいます。夜間の排尿回数が2回以上になると生活の質を落とし易く、治療対象になることが多いです。

夜間頻尿は「本人または介護者が治療を希望している」ことが必要で、患者さん本人がQOLの障害になっていない状況では、医療上の問題となりません。そのため通常2回未満は正常とみなされます。夜間頻尿の回数別にQOL評価を行った報告によると、QOL障害の程度が中等度~高度の割合は、夜間1回では女性12.3%、男性6.6%であるのに対し、2回ではそれぞれ39.4%、25%と急増すると言われております。

夜間頻尿の原因は多岐わたります。前立腺肥大症、過活動膀胱、神経因性膀胱、慢性前立腺炎、間質性膀胱炎などの泌尿器科の病気があります。これらがある場合にはそれぞれの疾患に対応した薬物治療を行います。

しかし夜間頻尿の原因は泌尿器科疾患以外の高血圧、糖尿病、心不全、腎濃縮力障害など内科の病気からもなります。これは昼間のうちに体の中の水分を尿としてだせずに体に貯め込んでしまい、夜間の尿量が増え多尿になり夜間頻尿になるのです。

上記の内科疾患でも夜間多尿になるのですが最も多い原因は水分摂取過多です。精神的な要素が強い過剰飲酒と、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症といった病気の予防で水分摂取をされているかたがいます。

また夜間頻尿のその他の原因には睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害など多岐にわたります。

そのため夜間頻尿の原因検索のために排尿記録を付けてきていただきます。排尿記録は2-3日排尿をした時間、排尿量を患者さんに測ってもらって記録していただきます。排尿記録を付けていただくことにより1日の尿量が増える多尿、夜間の尿量が増える夜間多尿、膀胱容量など多くの情報が得られます。

排尿記録をつけていただき夜間多尿がある場合は今までは生活指導しかありませんでした。
①夕方以降の水分摂取をなるべく制限
②散歩程度でもかまわないので夕方の運動
③弾性ストッキングの着用です

ここに新たなお薬が登場しました。
作用機序は尿の再吸収を促進して夜間の尿量を減らし、夜間頻尿を改善する薬です。
夜間排尿回数を12週後で約1回、就寝後の第一排尿までの時間を1時間のばすというデータが出ております。また新しいお薬を内服したかたは夜間頻尿が1回以下に減少したかたが50%という結果もでてます。使用してみた経験からはもっと回数が減るという印象を持っております。

しかし気を付けておかなければいけいことがあります。必ず飲水制限が必要で合併症として低Na血症があります。最初の1週間で起こりやすく採血による確認が必要になります。

非常にいいお薬ではありますが注意する点もあり、患者さんの理解も必要になります。
使用した感じ飲水制限が可能な方には有益なお薬だと思いますので、今後患者さんにお役にたてるのではないかと感じております。

夜間頻尿はなかなか難しい症状でしたが医療者にも新たな選択肢ができたお薬が登場いたしました。

夜間頻尿でお困りなさいはいつでもご相談ください。



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