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前立腺肥大症は治らない!?

今回は前立腺肥大症について書きたいと思います。

前立腺は男性に特有の臓器で精液を産生しています。多くの臓器は年齢が増すにしたがい小さくなるのですが前立腺は増大することが多いです。前立腺の重量は性的成熟後40-50歳頃までは20g前後でほぼ一定しています。しかし80歳代では約90%に前立腺肥大があると言われております。

肥満、高血圧、高血糖、脂質代謝異常が前立腺肥大症と関係があると言われております。
また野菜、穀物、大豆などに多く含まれるイソフラボノイドは前立腺肥大症を抑制すると言われております。

前立腺肥大症を持っている方が急に自分で尿がでずお腹が張って苦しくなることを医学用語で尿閉と言います。前立腺肥大症があるかたが風邪薬を飲んだ後や飲酒をされた後に起こることが多いです。排尿は膀胱が収縮して前立腺が開いて可能となります。風邪薬、アルコールには膀胱の収縮を弱める作用、またアルコールには前立腺が開きにくくなる作用があり尿閉となります。


前立腺肥大症は良性の病気ですので尿閉などの合併症が起こった場合を除き、患者さん本人が排尿困難や頻尿の症状でお困りな場合が治療適応になります。薬物治療は前立腺の緊張を緩めたり膀胱の血流を改善したりする作用のお薬を使います。しかし症状を緩和するだけで根本の治療をしているわけではありませんのでお薬を飲まなくなると症状は元に戻ります。

手術はかなり昔はお腹を開けていた時代もありましたが内視鏡の治療が基本になります。また以前の内視鏡治療はかなり出血し輸血したり体の電解質のバランスが崩れるような合併症が出現していました。しかし当院にあるグリーンレーザーを用いた内視鏡治療はそのような合併症が出現することはまずなく90歳代でも安全に行える手術です。

しかし内視鏡による手術も根本の治療ではなく、前立腺肥大症が年齢を重ねていくうちに悪化し10年後には再度手術をしなければならないこともあります。そういった意味では前立腺肥大症は治る病気ではないですね。

排尿に関しましてお困りな際はいつでも気軽にご相談ください。

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