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子宮頸癌に対するワクチン?

生殖器に感染するヒトパピローマウイルス(HPV)は男女とも性交渉の経験がある人はほぼ感染しています。ヒトパピローマウイルス(HPV)は100種類以上あり、がんと関連があるものは主にHPV16、18型で、性感染症である尖圭コンジローマと関連があるものはHPV6、11型です。

HPV16、18型により子宮頸がん、咽頭がん、肛門がん、陰茎がん、外陰がん、膣がんが発生します。子宮頸がんのヒトパピローマウイルスによってなる確率は96%で、その内16、18型は60-70%に関与しています。子宮頸がんではHPV16、18型は若い人に発症し、進展する速度も速いことが知られています。

子宮頚がんは年間1万人も罹患し、約3000人が年間に亡くなられており、HPVワクチンにより予防できるようになりました。またHPVワクチンにより男性に多い咽頭がん、肛門がん、陰茎がん、性感染症である尖圭コンジローマも予防が可能です。

また子宮頸がんは検診として20歳以上は2年に1回の頻度で受けることが推奨されています。ワクチンはHPV16、18型は予防できますが、それ以外の高リスク型HPVが原因となる子宮頸がんを予防できないため、子宮頸がん検診も受診し、子宮頸がんに対する予防効果を高めることが大切です。

HPVワクチンは2013年4月から開始されましたが、副反応の報道により同年6月以降は積極的推奨が中止される事態となりました。国内においてワクチンを接種された338万人のうち副反応の報告が2584人(0.08%)であり、そのうち90%が回復し未回復は186人(0.005%)でした。

HPVワクチン接種後に発生した症状は、接種歴がない女子にも同様の症状を呈するものもいることがわかりHPVワクチンが原因ではない可能性もあります。諸外国でHPVワクチンの接種を勧奨を中止している国はなく、子宮頸がんのリスクを踏まえて接種するかは考えなくてはいけません。厚生労働省は子宮頸がん予防ワクチンの副反応の発生状況については、ワクチン接種の有効性との比較考量の中で、定期接種の実施を中止するほどリスクが高いとは評価されませんでしたと報告しております。

皆さんはこれらの情報を踏まえてワクチンについてどのようにお考えでしょうか?
私、個人的にはワクチン接種したほうが良いと思います。

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